腰から足にかけて痛みやしびれが現れる坐骨神経痛ですが、症状がかなりきついので
なんとかして早く治したいですよね?自分でも身体を動かした方がいいのだろうか…
坐骨神経痛がある時に運動してもいいのか気になっている方も多いのではないでしょうか?
このような時は2つの考えがあって迷ってしまうことがあります。
・痛みやしびれがある時は、身体を動かすと更に悪化してしまうから安静にしておいた方がいいだろう。
・安静にしすぎても筋力が落ちて治りが悪くなりそうだから、痛くても運動するべきだろう。
これはどちらも正しくもあり、間違っています。
というのも、坐骨神経痛では運動をした方がいい時があれば、安静にしておいた方がいい時もあるからです。
状況によって対応が変わってくるということですね。
そこで今回は坐骨神経痛があるときに運動するべき時や安静にしておく時についてや、
運動をする時にはどのようなものがいいのかなどについて解説していきたいと思います。
運動するべきかどうか迷っているという方はこの記事をご覧ください。
坐骨神経痛で運動しないほうがいい時
坐骨神経痛の痛みやしびれの程度が強く、痛み止めを飲みたくなるぐらいの時には運動しないほうがいいです。
というより、運動する気にはなれないと思いますが・・
硬くなった筋肉が原因で坐骨神経痛が出ている場合は、運動による負荷をかけることで今以上に
痛みやしびれが悪化してしまう可能性があるからです。
基本的に痛みが強く出ている時は炎症を起こしていることがありますので、そのような時にはまず安静にすることが
第一になります。
坐骨神経痛で運動してもいい時
完全に坐骨神経痛による痛みが消えるまで安静にしたほうがいいと考える方も多いですが、
少しの痛みが残っているという程度なら徐々に運動を取り入れていくことがいいでしょう。
どのぐらいの痛みかというと、1番痛い時のレベルが10とすると、半分の5以下になってきた時が運動を
開始してもいい目安になります。ただここで注意しておきたいのが、どんな運動をするのかということと、
どの程度運動すればいいのかということです。
程度や方法を間違えると、良くしようと思っているのに余計に悪化してしまうなんてことになります。
次に、どのような運動をすればいいのかについて解説していきます。
坐骨神経痛で行うべき運動
運動を始める時期は痛みの強さが半分以下になってきたかなと感じる時です。
そんな状態になったらこのような運動を取り入れることで坐骨神経痛の再発を防いでくれます。
ストレッチ
痛みが落ち着いてきたこの段階で徐々にストレッチと行っていきましょう。
自分で行うストレッチは無理をしないようにゆっくりと行うようにしてください。
いろいろなストレッチがありますが、坐骨神経痛におすすめのストレッチを1つご紹介しておきます。
このストレッチはお尻の筋肉に対するストレッチになります。
上の写真のように片方の足をもう片一方の足にかけます。
伸ばしたい方の足をかけるようにしてくださいね。写真では左足をかけていますので、左の殿筋がストレッチされると
いうことになります。この時注意したいのは痛みが起きないようにゆっくり行うことと、足をかけるときにもう片一方の
足を伸ばし気味にした状態でかけることです。こうすることでストレッチの強度を調節することができます。
何度も言いますが、本当にゆっくりと行ってください。
ウォーキング
ウォーキングは運動強度としてはそこまで強くありません。ですが、坐骨神経痛がある場合にはこのぐらいの運動で十分です。まずは短い距離から歩くようにしましょう。
歩いている時に坐骨神経痛が出てきたりする場合は、中止してください。
これもストレッチと同じで最初は短い距離から徐々にはじめて行きましょう。
5分あるいても痛みが出なければ、10分歩いてみるという具合です。
もし痛みが出なかったとしても、この時期の運動は20分~30分程度に留めるようにしましょう。
坐骨神経痛があるときに運動しても大丈夫? まとめ
坐骨神経痛がある時に運動すべきかどうかについて解説してきました。
痛みやしびれが強い時期は運動はやめて安静にするようにしてください。
この時期には安静にしているだけでは、治りが悪いので治療を並行して受ける事が早い改善に繋がります。
そして、痛みの強さが半分以下になってきたときに、ストレッチやウォーキングを取り入れていきましょう。
この運動をする時に筋トレなどの激しい運動は間違ってもしないようにしてくださいね。
まずは軽い運動から始めていくことがなにより大切です。
治療を受けて治したい、坐骨神経痛の強い痛みに悩まされているという方はお気軽にお問合せくださいね。
最後までお読みいただきありがとうございました。