日本人の国民病といわれている肩こり。肩こりが慢性的にあると仕事や日常生活にも支障をきたしてしまいます。なんとかして解消したいと今まで色々試したり悩んできた方は多いはずです。そこで今回は肩こりの痛みやだるさを整体や自分で行うセルフケアで解消していく方法について詳しく説明していきたいと思います。
この記事を最後まで読むことで、肩こりの原因や正しい対処法を知ることができます。
肩こりは自己流のよかれと思ってやっていることが逆効果になってしまうこともありますので注意して読んでみてください。
1.肩こりの主な原因
肩こりには身体の疲労や姿勢からくるものや、病的なものまで幅広くあります。
具体的に掘り下げて確認していきましょう。
1‐1.急に激しく痛む場合
まずは慢性的ではない急激に痛みが強く出ている時に考えられる原因としては
以下のようなものです。
- 寝違えによる痛み:睡眠時の不良姿勢のせいで肩に負担がかかったため
- むちうちによる痛み:交通事故などで後ろから追突されたときなどに筋肉に負荷がかかるため
これらは急に起こる肩こりになります。
1‐2.血行不良によるもの
長時間パソコンなどで同じ姿勢でいると、筋肉は動かないので血流が悪くなります。
その結果、疲労物質が蓄積されていき筋肉が凝る症状が出ます。
肩こりの中では最も多いものになります。生活習慣の見直し・工夫が必要になります。
1‐3.五十肩による関節の炎症によるもの
40~50代の方に多いのが、五十肩による肩関節の炎症です。
肩に起こった炎症が腕の方にまで痛みを波及させ、肩こりに似た症状を引き起こします。
五十肩は肩関節を動かすと痛みが出ますので、その場合には五十肩と考えられるでしょう。
1‐4.心筋梗塞からくるもの
稀なものになりますが、肩の筋肉が原因による痛みではなく
心筋梗塞の症状として肩に痛みを出すことがあります。あくまで症状のうちの1つに過ぎません。
肩の痛み以外に気分が悪くなったり、息苦しくなったりした場合は速やかに医療機関を受診しましょう。
1‐5.ストレートネックによるもの
頸椎は7つの骨でできていますが、本来はS字状のカーブを描いています。
そのことによって首にかかる負荷を分散させることができるのですが、その頸椎が
姿勢の悪化などによってまっすぐになってしまうことをいいます。
病院でレントゲンを撮った時などに見つかることがよくあります。
2.自分でできるセルフケア
肩こりを感じた時に実際に自分でできるセルフケアをお伝えします。
あくまで一時的な対処になってしまうものも含んでご紹介します。
2‐1.鎮痛剤などの痛み止めを使う
肩こりがつらく仕事や勉強に支障が出てきた時は、鎮痛剤などの痛み止めの薬を飲むと
その場は痛みが和らぎます。
病院で診察を受けてから処方されるか、薬局で薬剤師に相談してから購入してください。
※鎮痛剤はあくまでもその場の痛みを一時的に和らげるものです。
2‐2.ストレッチをする
セルフケアとしても有効なのがストレッチになります。
特に入浴後に行うことでより一層効果的です。
- 首を前後左右にゆっくりと動かす(各10回)
- 手を後ろで組んだ状態で肘を伸ばしたままゆっくりと挙げていく(挙げた状態で10秒キープ)
- 両腕を下におろした状態から肩を持ち上げ耳に近づける(10回)
ストレッチは勢いをつけずにゆっくりと行ってください。
強い痛みが走る時は中止してください。
2‐3.温める・冷やす
自分の肩こりの状態に合わせて冷やすか温めるかをしてください。
- 血行不良によるとき:温める
- 炎症があるとき:冷やす
ほとんどの肩こりでは温めることで緩和されます。
症状と反対の対処をすると逆効果になってしまいますので注意してくださいね。
2‐4.生活習慣の見直し
生活習慣の見直しは肩こりを改善していく上でかなり大きなポイントになります。
仕事上同じ姿勢を続けてしまう方は、意識的にストレッチを取り入れましょう。
運動不足も肩こりな大きな原因です。休日に時間があれば外を歩いたりして運動しましょう。
栄養の偏りはないか、睡眠をしっかりと取っているかなども意識してみてください。
3.整体で治療を受ける
慢性的で頑固な肩こりには整体が効果的です。
整体って聞いたことはあるけど一体なんなのか解説していきます。
3‐1.整体とは?
手技(機械を使わず)による施術で骨格の歪みを矯正し、筋肉や内臓の疲れを取り
身体のバランスを整えることを整体といいます。
肩こりが長年慢性的にある方は、なかなかセルフケアだけでは難しく身体の状態もかなり
根深く悪いものになっています。
そのため整体を受けて身体の状態を良くしてから、セルフケアを並行して行うことが
より効果的になるでしょう。
3‐2.整体を受けるメリット
整体を受けることであなたが得られるメリットは以下になります。
- 肩こりなどの身体の症状を改善し、痛みが出にくい身体になれる
- 姿勢がよくなる
- 手術をする必要がなくなる
- 薬に頼らないので身体に良い
- 根本的な解決につながる
整体に通うことによって得られるメリットは想像以上にあるのです。
3‐3.デメリットは?
メリットだけではなく残念ながらデメリットもあるのでご紹介します。
- 間違った施術を受けると逆に悪くなってしまう
- 治療法が多くどこがいいのかわからない
整体のデメリットは1.の間違った施術を受けてしまい身体が更に悪くなってしまう事がほとんど。
整体師の中には達人級の方もいれば、素人同然の方もいます。
国家資格を持たずに開業できてしまうため、このような開きが出てしまいます。
ですが、この整体による施術で病院ではよくならなかった症状が改善する方がたくさんいるのも事実です。
4.まとめ
ここまで肩こりに関する原因、セルフケア、整体についてお話してきました。
まずはあなたがどんな原因で肩こりが出ているのかを日常生活の中から考えてみてください。
そして、あなたが肩こりを「一時的ではなく根本から良くしたい」と考えている場合は
整体を受けて身体の状態をある程度良くしてあげる必要があります。
セルフケアはそこから並行して行っていくことが肩こり改善の近道になります。
長年の肩こりがセルフケアでも取れない、なかなか変わらないといった方は当院にお気軽にご相談くださいね。