歩いていると脛(すね)の辺りが痛くなってきたり、ビリビリとしびれてくるような症状に悩まされていることは
ありませんか?歩いている時だけではなく、24時間ずっと脛に痛みやしびれがあるという場合もあります。
このような症状があると、日常生活に支障をきたしたり、ずっと足が気になるということになりとても辛いですよね?
脛が痛くなる原因として考えられる原因の中で多いのが坐骨神経痛によるものです。
そこで今回は、坐骨神経痛による脛の痛みの原因と、気をつけたいポイントについて解説していきたいと思います。
脛の痛みやしびれでお悩みの方はぜひ最後までご覧ください。
坐骨神経痛で脛が痛む原因
坐骨神経痛になるとどうして脛に痛みやしびれが出てくるのでしょうか?
坐骨神経痛というとお尻の辺りが痛むというイメージを持っている方が多いかと思いますが、太もも裏や脛、足先まで
症状が出るという方も多いのです。
坐骨神経は身体の中で1番長くて太い神経になります。その長い神経のどこかで圧迫やストレスが加わることで
脛に症状が出すことがあります。この脛の痛みも、動いた時だけに脛に症状が出る場合と、安静にしていてもなにを
していても絶えず症状が出る場合に分かれてきます。
この2つの違いについて解説していきます。
動いた時だけに脛が痛む場合
立ちあがった時だけや、歩いていると脛に症状が出てくるなどの身体を動かしている時だけに症状がでる場合の原因
として考えられるものがあります。それは筋肉の硬さです。
筋肉が硬いことが原因で坐骨神経を圧迫している状態だと考えられます。
安静にしている時に症状がないというのがポイントになりますが、人間は筋肉を伸び縮みさせることで身体が動くのです。
ですので、その伸び縮みしている時に坐骨神経痛が出ているということになりますので、筋肉の硬さや緊張が第一に
考えられます。
安静にしていてもずっと脛が痛む場合
寝ている時や安静にしている時を含め、どんな時でも絶えず脛に痛みやしびれがある場合には、筋肉よりは
他の原因が考えられます。なかでも多いのが椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症になります。
椎間板ヘルニアの場合には、飛び出した椎間板が神経や神経根を圧迫して、その圧迫されている神経が支配している筋肉に
症状を出すということがよくあります。椎間板ヘルニアの好発部位として腰椎の4.5番になります。
この場所の神経が圧迫されることで脛に症状を出すのです。
脊柱管狭窄症では、狭くなった脊柱管に圧迫された神経が脛に症状を出すことがあります。
このように、筋肉以外の骨の変形や椎間板による圧迫だと、安静にしていても脛に症状を出すことがあります。
脛に痛みやしびれが出たら?
脛に痛みやしびれなどの坐骨神経痛と疑われる症状が出た場合にはまず整形外科でレントゲン検査を受けましょう。
まずはここで、椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症がないかと検査します。
多くの場合はレントゲンで明らかな病変が認められないことがほとんどです。
レントゲンで異常がないのに、坐骨神経痛があるということは筋肉が原因の痛みであることが多いでしょう。
仮に椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症と診断されても、そこまで深刻になる必要はありません。
正しく治療をすれば、しっかりと治っていきます。
痛み止めや湿布で治るの?
病院では坐骨神経痛の場合に痛み止めや湿布が処方されることがほとんどです。
しかし、これらはあくまで痛みを抑えるためのものであって、坐骨神経痛を治すものではありません。
坐骨神経痛を治す補助的なものであると考えましょう。
炎症を抑えるロキソニンや神経に作用するリリカなどが痛みやしびれの軽減につながることがありますが、
あくまで一時的ですので、注意してください。
坐骨神経痛による脛の痛みやしびれは整体で治そう
硬くなってしまった筋肉はそのままにしておくと、今後も坐骨神経にストレスをかけ、坐骨神経痛を出します。
ですので、硬くなっている筋肉を特定し、その筋肉に対して施術をするとともに、なぜそこの筋肉が硬くなっているのか
までを診ていく必要があります。例えば骨盤や背骨が歪んでいて筋肉に負担をかけている場合では、骨格に対する施術も
必要になりますし、その方によって変わってきます。
また、椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症であっても、程度によりますが整体で改善させることが可能です。
整体は疾患の原因に対してのアプローチなので、痛み止めなどに比べると即効性はありませんが、根本的に治療するなら
間違いなく必要になってくるものです。整体を受けるということは、疾患の原因にアプローチできるので再発を予防することもできます。
脛が痛い坐骨神経痛の原因と気をつけたいポイント まとめ
脛が痛い坐骨神経痛の原因と気をつけたいポイントについて解説してきました。
脛が痛いと感じる時は坐骨神経痛であることが多く、どのような時に症状があるかで原因が変わってきます。
このような坐骨神経痛が出た時には、放置してしまうと慢性化してしまいずっと脛に痛みやしびれが残ることがありますので
、症状を感じた時に早めに治療を受けるようにしてくださいね。
また、坐骨神経痛が出る場所は脛もありますが、臀部から足先のどの場所に出てもおかしくないので、
脛以外の場所に出た痛みやしびれも坐骨神経痛であることが多いので注意してくださいね。
このような場合にはなるべく早く医療機関を受診しましょう。わからないことがあればお気軽にお問い合わせくださいね。
最後までお読みいただきありがとうございました。